3月19日に今年度最後の地域自立支援協議会が開催されました。
健康福祉部長の冒頭挨拶については、いつも楽しみにしているのですが、今回は漢字の意味合いを紹介されました。「咲」という漢字は、花が開くという意味で使われていますが、もともと古字については「笑う」という意味があったようです。個人的に調べてみましたが、咲のつくりは、巫女(ミコ)が体をくねらせて頭をかしげた形を表し、上の2つの点が両手を表現しており、巫女が両手を挙げて体をくねらせて舞い踊る様子を表して「神様を楽しませる」から笑うに変化したと言われているようです。次第に人が笑っていると口が開いているので、咲という漢字が組み合わせられた。笑うと人は華やかになる、花が咲くと華やかになる様子を、花開く、笑うはそれぞれ役割として分かれていったと説明されています。今年度最後の協議会は、部長のご挨拶に続き、真面目に楽しく協議ができたかと思います。待ち望む桜の開花はすぐそこでしょうか。
委員より相談件数の増減、傾向についてご質問がありました。各支援センターより、精神障がい、発達障がい者からの相談件数が増加したことや医療的ケア児等支援法が施行された以降件数が増えている。8050の世帯、多問題の世帯に取り組むことが多くなり、他機関との連携件数が増えていることが報告されていました。
人材不足の課題については、委員全員の方にご意見をいただきました。医療、福祉、建設、運輸業の人材不足が顕著であるなか、人がいないから仕方がないよねでは済まされません。障がいの有無にかかわらず共生できるまちづくりを掲げた春日井市。単純に福祉サービスの人を確保したり量を増やす策だけではなく、地域のなかで人を育て、維持し、一緒に取り組む形が生まれてこないといけません。今回は参加支援として地域福祉コーディネーターが取り組まれた事例が紹介されました、とても良い事例でした。
今年度最後の協議会開催でしたが、来年度に向けてたくさんのヒントを皆様からいただいたと思います。新たな協議会に求められている役割も国から示されたところです。今一層協議会が活性化され、個から地域への課題として取組みができるよう進んでまいりたいと思います。委員や事務局の皆様方、来年度もどうぞ宜しくお願いいたします。